2006/10/28

基本はやっぱり左手サクション

左手には,もちろんいつもサクションを持つ.マイクロの手術では,出だしから2番サクションで,少々も込みいってきてもこれでなるべくこれで進める.細いサクションを持つと手術の展開が遅くなってしまうから.脳や血管を傷つけたくないと思うと,つい細いサクションにして丁寧にやってる気分になるが,そこは自分に言い聞かせて太めでがんばる.でも,狭くなってきたらスパッとフクシマサクション4Mか4Lに切り替える.なるべくこれで頑張る.動脈瘤のNeckを剥離なんてところでは3Lにすることもある.NeckとA2の間に隙間がなければ,2Lも使う.
何かにとらわれず,場面・場面で最適なサクションを大胆に選ぶ.
サクションは必ず手元から数cmで30度曲げる.これで,視野が開ける.顕微鏡のじゃまにならない.

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