CEAの血栓を剥離する時は,主に縦方向が良いようです.北海道大手の某記念病院ではそのようにしているそうです.
縦方向に剥離した方が,剥離すべき層を確認しながら,残す中膜が薄くなりすぎないようにできます.
もちろん,顕微鏡を動かして,はがすところをしっかりと直視下におさめるのは必須です.
最初にはがすきっかけをつくる時は横方向でもいいと思います.
ただし,そのまま横方向ではがし続けると,思わぬ層に入り込んで,残す層が薄くなりすぎて穴が開くおそれがあります.
2007/12/23
CEAの剥離は縦方向に
2007/12/05
Temporary clipの原則
ついついテンポラリー(Temporary clip)はかけないで行きたくなることも多いですが,破裂や動脈瘤が大きい場合は躊躇しないでテンポラリークリップをかけるようにしたいものです.
テンポラリークリップをかける原則ですが,動脈硬化の部分は挟まないようにとか,もちろん,穿通枝(特にHeubner!!)は絶対にはさまないようにとかありますね.
あんまりいっぱい使うと,けっこう手技のジャマになりがちです.
ちょっと曲がったテンポラリーを使う場合には,図のように,挟む部分は視野の中に入れて,挟んでる部分がしっかり見えるように,かつ,Clip headは手技の邪魔にならないように,なるべく動脈瘤から遠いところにするようにしてみましょう.
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