動脈瘤のNeckにたどりつき,Neck周囲,さらにはDomeと周囲を剥離してClipを入れるスペースを作ります.
この時,丁寧に丁寧に周りの血腫をめくっていこうとすると,ヘラや玉つき棒の動きが小さくなりがちです.その動きは,ついDome壁と平行に,しずしずと動かしてしまいがち.でも,それではClipを入れるスペースが小さくなるし,何より,血腫の陰に隠れていたBlebをつついて出血させてしまう恐れがあります!
動脈瘤のDome・Neck周囲組織との剥離は,垂直に行いましょう.血腫をDomeから離していくイメージで.ゆっくりと離していって,そこで突っ張ったものがあれば,鋭的にハサミで切ります.できたスペースに水が回るようにすると,思ったより広いスペースが得られます.
ゆっくりと垂直にはく離したら,隠れていたBlebをつつく恐れもありません.
2007/04/28
動脈瘤と周囲組織の剥離の仕方
投稿者 いのみちお 時刻: 2:34 午前 0 コメント投稿
ラベル: cerebral aneurysm, 動脈瘤
2007/04/07
Neckを見る時は,視野の方向を変えながら
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