当たり前と言われてしまうかもしれませんが・・・
当たり前ばかり書いてあるブログなので.
正面から見て外(横)に出ているIC-PC ANは,術野としては立ち上がってこちらに向いてきます.
いつものつもりでSylvian fissureの深いところをバイポーラで開いた瞬間にDomeを破ってしまいかねません.注意しましょう.
まだICも見えてないし・・・と思ってごそごそやってると危ないです.とくに破裂は.
せめてSylvian fissureに入り込む前に,脳室ドレナージを打った後にSubfrontalに視神経~ICを確保しておきましょう.破れたらTemporary clipを入れられるし,自分が剥離している深さの目安になります.
2008/05/26
外向きIC-PC ANは注意しましょう
2008/05/11
顕微鏡のピントは,基本ペダルで
手術は当然,浅いところから奥へと進んでいくわけですが,深くなっていく術野に常にピントをきちんと合わせることを意識しなければいけません.
ってことはつまり,何となくやっていると,術野が深くなってもピントが合ってないことに術者は気づかないことが多いわけです.モニターを見ている人はすぐに気がつきますが・・
サクションを駆使して,脳槽の深いところへ進んでいくわけですが,ひとつ進んだらピントを落とす(当院のマイクロではつま先右側のペダル),ちょっと進んだらまた右ペダル,を繰り返しましょう.
ピントを合わせるために,マウスピースでマイクロを動かすのは動きが大きくなり,素早い手術の妨げです.
いちいちハンドルを持つのも,もちろん遅くなります.
まとめ:マイクロ下で剥離が進むとピントがずれるので,素早くペダルであわせる.
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