Neckを確保して,クリップを入れるスペースを作りました.さあ,クリッピングです!という場面です.
クリップを入れるスペースを確認できる視野は限られることが多く,一方向しかないことが多いです.
左図①のように,クリップを入れる方向と同じ視野(クリップ越しに見る,またはクリップとタンジェントに見る)のまま,クリップ挿入することが多いかと思います.私も以前はそうしてました.それで,クリップを閉じながら,クリップ先端が届いているかをのぞくように確認してました.
しかし,クリップを垂直に見る方向の視野にすると(左図③),クリップの深さがわかりやすくなります.なので,クリップを入れる方向,スペースを確認したら,思い切って視野を左にふって(左図②),クリップを挿入して閉めましょう(左図③).MCAでは特に有効ですが,Acomでもなるべくマイクロを左に振った方が良いです.
施設によっては,①の状態でクリップを差し込んで,右手をそのままにして,左手でマイクロを動かして視野を変えて,クリップを閉めるところもあります.しかし,このように,クリップを持ったままマイクロを動かすのは危険ですべきではないという意見もあります.
私は,そんな難しいことは出来ないので,視野を左側にしてから改めてクリップを差し込んでます.
2007/06/20
クリップは,視野を替えて横から見てかける
2007/06/08
脳神経外科速報6月号
2007/06/06
SugitaClip TitaniumⅡ道内で初!
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