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2007/12/23

CEAの剥離は縦方向に

CEAの血栓を剥離する時は,主に縦方向が良いようです.北海道大手の某記念病院ではそのようにしているそうです.
縦方向に剥離した方が,剥離すべき層を確認しながら,残す中膜が薄くなりすぎないようにできます.
もちろん,顕微鏡を動かして,はがすところをしっかりと直視下におさめるのは必須です.
最初にはがすきっかけをつくる時は横方向でもいいと思います.
ただし,そのまま横方向ではがし続けると,思わぬ層に入り込んで,残す層が薄くなりすぎて穴が開くおそれがあります.

2007/08/19

CEA 内シャントチューブを入れやすくするには

CEAで緊張するときは,内シャントを挿入するときです.
血管を遮断時間を短くしたい中で,
1.CCA~ICAの血管壁を切る.
2.PlaqueのDistalで内頚動脈の正常内膜の部分を確認.
3.内シャントチューブをICAに入れる.バルーンはちょっとだけ,血液の逆流確認.
4.CCAにシャントチューブを入れる.バルーンをしっかり入れて,血液の逆流を確認して再開通.ようやく一息つけます.


ここでトラブル起こりがちなのがICAにシャントを入れるとき.
このように,それなりに急いでいるときに,シャントチューブがICAになぜか入っていかないことがあります.
そんな時に,チューブをグイグイ押すのは,もう絶対に禁止です.
押しすぎるとICに穴が開いてしまうことだってあるのです.あくまでやさしくそおっと入れること.
ちょっとしたコツは,図示の如く,ICAとなるべく平行にチューブを入れること.ICに対してなるべく角度をつけないように,手前から低い位置にしておくことです.

2007/05/14

CEAは止血をしっかり

CEAのアプローチは,もちろんマクロで手術をするわけですが,脳の手術に比べてつい止血を怠りがちです.自分では,バイポーラでねちねちと止血しているつもりですが,いつのまにか結構赤くなってます.早く内頚動脈の末梢を確保したくて,急ぎがちなのもあるかもしれません.
気をつけるべきなのは,アプローチのはく離の際は,とにかく水できれいにしながら止血をしまくって,脳の手術並みにきれいな術野を保ちましょう.
きっと結果としてその方が早く,問題なく終わるでしょう.

ところで,各動脈を確保・遮断して内頚動脈をPlaque含めて切開する時に,Plaque部分では血管内腔(血液の通る腔)を確保して切った方が望ましいと考えます.しかし,もちろん血管内腔はものすごく狭窄しているので,そこを確認しながら切開するのは容易じゃないどころか,内腔を見失ってしまうこともたびたびです.しかも,この間は遮断状態なので,あせる時間帯でもあります.
不思議なのは,この辺のことが手術書などを見ても全然書いてないことなのです.それはつまり,CEAの上手な方々は,Plaqueの切り方に特にこだわりはないってことなのですよね.血管内腔を意識しないで切り込んでも問題ないってことなのでしょうか?